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日本語って難しい

2016年12月24日

ヘアサロンのメニューや施術の表現について考える時がある。

例えば「パーマ」
正確には「パーマネントウェーブ」
直訳すると「永久的な波」である。
施術で「パーマをかける」メニューで「パーマの料金」などと慣用的に使用しているが、どちらかと言えば「ウェーブをかける」、「ウェーブの料金」。「永久的な」を使うよりも「波」を使う方がもっともっぽい。

お客様の髪を乾かす時、他のお客様のカット中の時などアシスタントに乾かすのをお願いする事がある。
その時の指示。お客様には分からないとは思うが、「ブローお願いします」と言う場合と「ドライお願いします」とで言い分ける。
ここでいう"ブロー”とはブラシを使って乾かす事で、”ドライ”とは手だけで乾かすと言う事だ。
正確にはどちらも”ブロードライ”だと思う。道具を使う使わないなんて事は全く無意味で、”ドライ”でお願いする時はお客様に「ブラシなんて使わなくても簡単にセットできますよ」なんてアピールする為の時などに慣用的に使う。
が、
美容師を生業にしている僕等の”手”はイチローの”レーザービーム”、マイクタイソンの”右ボディー”
と同様、凶器であり武器、道具である。(使いこなせればの話)
ヘアアイロンやコテ、特殊なドライヤーを日常的に使うお客様達にとってはむしろ”手”だけでって方がハードルが高い気がしてならない。

縮毛矯正とストレートパーマの仕分けも不思議な事になっている。
どちらもストレートパーマであり縮毛矯正なのだ、同じ。
美容の薬事法的にはいわゆるストレートパーマの薬は”縮毛矯正剤”、いわゆる縮毛矯正の薬は”高熱アイロンを使用する縮毛矯正剤”なのです。
しかも、最近では”ブロー矯正”などと言うハイブリッドなのかどっち付かずなのか分からないメニューのある店もある。
因みにウチはいわゆるストレートパーマはやってないし、酸性オイル縮毛矯正の薬は薬事法にかからない化粧品と言う微妙なジャンルの液体とクリームを使ってる。

白髪染めとおシャレ染めとか訳の分からない区分もあったりでなんだか言葉のあやなんだか 分けりゃあいいってもんじゃない気がしてならない。

もっとシンプルに生きたい。

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